EAST STOREです。
スペースエイジ的なトコなら2001年宇宙の旅やオースティンパワーズシリーズなど、
最近家でDVDを沢山見る事が多く先日は「Catch Me If You Can」を見ました。
映画を見ているとインテリアがどうしても気になってしまいがち。
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は知っている方も多いと思いますがスピルバーグの映画です。
16歳から21歳までの間に400 万ドルを稼いだ十代の詐欺師の実話をスティーブン・スピルバーグが映画化。
主役の詐欺師にレオナルド・ディカプリオ、彼を追跡するFBI捜査官にトム・ハンクスが扮して、フットワークが軽くテンポよく見せてくれます。
60年代の風景、衣装など美術も見応えありました。
セットとして再現したパーティーシーンの家は当時のイメージを忠実に、しかもかっこよくコーディネートされていて生活感あるインテリアなのが良かったです。
オープニングタイトルのムービーも話題になりましたよね。
かなり「レトロ」な感じのアニメーション。
1960年代のJFK空港を舞台にした「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
空港シーンではケネディー空港のTWAターミナルも出てくるし、建築物も見ていて楽しかったです。
芸術的な美しさで知られる、ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港にある「TWAフライトセンター」。
これは建築家エーロ・サーリネンの代表建築で設計した最後のプロジェクトでした。
エーロ・サーリネンのデザインの特徴は曲線を多い。
それは建築でも家具デザインでも同じで、美しい曲線には見入ってしまいますね。
でも建築の分野では作品ごとに作風を変えていたたそう。
現在では20世紀を代表するデザイナーの一人としてご存知の方も多いです。
ちなみにこのジョン・F・ケネディ空港
空港ホテルとして来春オープンするそうです。宿泊料金は平均250ドルだとか。
曲線を使ったスペースエイジデザイン。建築に携わっていた人は大変だったろうな。。。
彼のデザインした家具が何点かあるのでご紹介。
20世紀中期の代表的ともいえるエーロ・サーリネンの作品。
1960-70's Knoll Eero Saarinen ヴィンテージ チューリップチェア
近未来な雰囲気もあるチューリップチェアは、
エーロ・サーリネンがチューリップの花びらをイメージして作られたものです。
空間に入れるととても華やかさがあり
差し色でパープルを使った配色、ファブリックの光沢あるベロア素材がミッドセンチュリーらしさをより印象的にします。
1937年エーロ・サーリネンと友人のチャールズ・イームズが、ファイバーグラスをつかって人間の体に心地よく馴染む椅子をつくろうと研究開発を進めていたそう。
1957年にサーリネンがデザインし、ノール社から発売されたのがエグゼクティブチェアです。
サーリネンらしい曲線を用いたオーガニックなデザインで、彫刻的アプローチを感じとれます。
ちなみにアームチェアがいちばん人気のよう。。。
1969年にニューヨーク近代美術館(MoMA)の賞と、西ドイツの工業デザイン賞を受賞しています。
1950's Eero Saarinen/Knoll エグゼクティブ サイドチェア/イエロー
1957年に発表された革新的なコレクションの1つ、
同型色違いで2脚揃っています。
流動的なフォルムでデザインされているだけでなく
人間工学的にも座り心地を重要視し、座面にはクッション性がありFRPを採用してます。
カフェやダイニングなど様々なシーンでも活躍しそうなデザインと発色の良いカラーですよ。
1950's Eero Saarinen/Knoll エグゼクティブ サイドチェア/グリーン
サーリネンではありませんが
4脚揃ってチューリップデザインのアームチェアが揃っています。
1本脚で曲線を描く形状に一体化した背もたれと座面
つるんとしたプラスチック樹脂による素材感も〇
デザイナーズ家具は手が届かない
でも沢山揃えたいなんて方は是非お勧めの
ミッドセンチュリーデザイン家具です。
チューリップデザイン アームチェア
スペースエイジデザイン続きます。
スモ―キーなアクリル樹脂素材
フューチャリスティックなデザインは
シンプルながらも洗練された雰囲気
スペースエイジインテリアは古さを感じさせず、むしろ新しさを感じさせるところがいいですよね。
最新の家電品などもむしろ綺麗にマッチしそう。
1960-70's ヴィンテージ ミッドセンチュリー ダイニングチェア
同型2脚
こちらは1点のみですが
デザインが近かったのでちぐはぐに組み合わせて
インテリアを楽しんでいただけるかなと。
1960-70's ヴィンテージ ミッドセンチュリー ダイニングチェア
フィンランドを代表するデザイナー、エーロ・アールニオの“近未来型”の名作チェア
「Ball Chair(ボール・チェア)」
型にとらわれないデザインはポップ・カルチャー黄金期のアメリカでいち早く注目を集めた名作中の名作です。
1963年に「ボール・チェア」を、
1967年には「Pastil Chair(パスティル・チェア)」、
1968年には「Bubble Chair(バブル・チェア)」と、
わずか3年の間に自身の代表作となる名作椅子を次々と発表してますね。
凄い!!
1970's ヴィンテージ ボールチェア
キューブリック巨匠の傑作映画「2001年宇宙の旅」にも登場したことがあり、見覚えがある方も多いのではないでしょうか。
多数の映画やCMなどでも使われていたりファーストクラスのロビー等でも設置されたりとディスプレイとして扱われていることが多いかもしれません。
近未来型デザインの真骨頂ともいえる、この椅子はエーロが1963年、独立後に初めて手がけた作品であり、彼の代表作と名高い「ボール・チェア」です。
最もシンプルな「球」をモチーフに、その斬新な形状ばかりに目が奪われがちですよね。
近未来デザインのようなボール・チェア最大の魅力は、「座ることで安らげる」という、自身だけのプライベート空間を叶えたこと。
デザイナーのイヴ・サンローラン、アメリカが生んだ偉大なジャズ・シンガー、フランク・シナトラなど、世界中の名だたるセレブや著名人からもこよなく愛されてきています。
1966年にはのケルン国際家具見本市で最高評価を受け、今日もさまざまな美術館で永久保存されています。
斬新な形状と言えば
1960年にヴェルナー・パントンによってデザインされたパントンチェア。
ヴィトラ社と共同で量産のために開発され、全ての構造をプラスチックの一体成型で作ったのが世界でもはじめての椅子と言われています。
こちらも美しさに実用性と強度を備えたミッドセンチュリー期を代表する名作チェアの一つと言えますね。
1970's ヴィンテージ Verner Pantonデザイン パントンチェア
リーフェルトのZig-Zagをヒントにしたプラスチック一体成型のパントンチェア
長年の研究を重ねた末に発表し、彼の代表作となりました。
※リーフェルトのZig-Zag(多くのデザイナーに影響を与えてきた、ヘーリット・トーマス・リートフェルトの1934年の作品です。)
優れた木工技術で一切金属のジョイント類を使用せずに作られています。
↓↓↓↓
ヴェルナー・パントンは木を使った北欧の伝統的、
保守的なデザインを嫌ったそう、
デザイナーって考えの偏った変わった人多いですよね。。。
デザイナーを束縛せず安価に生産ができるプラスチックに魅了されて
辿り着いたデザインと言えます。
ミッドセンチュリーやスペースエイジの時代に活躍したデザイナーのプロダクトは
斬新で優美な曲線にモダンなデザインが多数ありますが
デザイナーズ家具ではないにしても当時のデザイン力は高く評価されていますし
発想力とディテールの凄さには驚かされることが多いです。
椅子の背面が卵型のオブジェのような特徴的なこちら。
1970's スペースエイジデザイン ファブリック ラウンジチェア
コロンと可愛らしいです。
個人的にはジワジワと魅力が滲み出てきていて
飽きずに使っていけそうなデザイン&カラーが気に入っています。
※完全個人的意見
それでは本日はここまで。
最近WEBの売れ行きが凄くて毎日梱包で忙しいです。。。
それでは、明日もご来店お待ちしております!
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