2017年2月15日水曜日

Vintage Eames Chair【LIFE STORE】



こんばんは。本日も深江橋LIFE STOREからの更新です。

先日、Net Flixでイームズ夫妻のドキュメンタリーを見ました。
タイトルは、『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』

ドキュメンタリーなので当時のイームズ夫妻のインタビューなどの映像や、イームズの図面なども見れたりで刺激を受けたんですが、

驚いたのが、家具デザイナーとして有名なイームズが、映像クリエイターであったことには驚きましたね。
ほんの十数年前まで、チャールズ&レイ・イームズが「映画作家」であるとは、ほとんど認識されていなかったみたいです。

制作していた数も驚きました。その数、約120本。さらに未完成の断片が100本あまり残されているという。凄いですよね。笑

ってことで本日はイームズチェアを紹介したいと思います。

イームズには色んなデザインがあります。
サイドシェルチェア・アームシェルチェアなどがありますが、
そもそも「シェルチェア」とは。

「シェル(背座一体型)チェア」
FRPという、ガラス繊維で補強したプラスチックで、第二次世界大戦中に米軍が開発した素材。金属よりも軽くて丈夫な上ローコスト。技術が発達したおかげで、1950年、イームズの代名詞とも言えるシェルチェアが誕生。

とのことです。


それを踏まえてまずはアームシェルから。。。




オレンジナウガレザーアームシェル


タイトルでもある様にナウガレザーを使用した一脚なんですが、

そもそもナウガレザーとは?


1960年代、まだまだビニールレザーが珍しかったころ。

ゴム製品メーカーによって作られたビニールレザー 『ナウガハイド』。

鮮やかな色や珍しさからたちまち人気になり、イームズに採用したのがナウガレザーです。

見たことがある方もいられると思いますが↓の可愛らしい人形が「ナウガモンスター」
と呼ばれているナウガハイドで作られたモンスターです。

ナウガモンスターも何体かいるので気になる方はお気軽にご連絡下さいね。
※イメージ画像ですので店頭在庫ではありません。



シェルチェアには用途に合わせて数種類のベースが開発されています。

ナウガレザーアームシェルはHベースといい数種類あるベースのなかでも一番シンプルな形状のベースです。元々はX型をしていたみたいなんですが、強度改善のためH型に変更になったそうです。




裏を見たらHになってますね。




刻印は1955~70年代頃のハーマンミラー社が製造、販売をしていたときのもの。

それ以前の1953~1955年代なでは、シェルの製造をゼニスプラスチック社、販売をハーマンミラー社が担当。
座面裏にゼニスプラスチック社のステッカーが貼られています。

ですのでこちらは1955~70年代頃のは2nd
それ以前モノが1stモデルとなるわけです。

ちなみに、1stモデルは当時高価だったプラスチックの使用をおさえるため、他年代と比べ最もグラスファイバーが多く使われており、シェルがやや薄くなっています。


次にブラウンファブリックアームシェル。


こちらも1955~70年代頃の2ndモデル。

2ndモデルの特徴として、シェルの補強、張り地用パイピングを留めやすくするためにエッジが1stよりも深くなっています。

ベース種類は、Hベースです。


DATE OF DELIVERY


購入後の配達記録まで残っています。

1969年8月1日。



パープルアームシェルチェア

あまり見かけないパープルファブリック。
希少なカラーです。


ベースは回転式のコントラクトベース。

事務所やデスク用として使い勝手のいいベースです。


FRPが大量に使われているのが分かります。

FRPが使われている量でも年代は変わってきます。

1st-2ndまでの1950~1970年までのはFRPが大量に使用されており
1970~1990年からはグラスファイバーの量がかなり削られています。


刻印は2ndモデルです。




アイボリーイームズアームシェルチェア 2nd



落ち着いたカラーのアイボリーを使用したモダンな一脚。

ミッドセンチュリーは明るいカラーをよく使用していた為
こういったカラーも希少です。


もう一つ年代の判断材料として2ndモデルはエンボスでロゴマークと社名が入っていますが、3rdの刻印はロゴのエンボスが無くなり、大文字だった社名が楕円の枠の中に小文字で表記されるようになります。


ミッドセンチュリーからのオレンジアームシェル 2nd


どの角度から見ても大量のFRP!

ファブリックやレザーと違って少し固めなので
座面にクッションなんかを引くのをオススメします。



希少なハーマンミラーイームズのワイヤーチェア。
日本で買えるSHOPもほとんどないであろうこちらの商品。



1950-60'sに製造されていたイームズワイヤーチェア。

ワイヤーの抜け感が美しく座面も深めに作られています。レプリカも多く見られますが、こちらはオリジナルです。



縁取りが二重になっており、メッシュ部分を挟み固定しています。






メッシュのみで構成されたこのタイプは、スタイリッシュでモダンな空間にぴったり。繊細なデザインが美しく、置いてありだけで絵になります。 




サイドシェルの方も豊富なカラーと素材があります。

LIFE STOREにあるサイドシェルは全て1955-70年代頃の2ndモデルです。


オレンジファブリック×ホワイトで2トーンの

コントラクトベースサイドシェル


約50年程前の物とは思えないくらい状態◎です。



ブルーファブリックサイドシェル



1979年4月10日

3rdモデルの刻印は恐らく80年代くらいからだと思うので
70年代はギリギリ2ndモデルの刻印。



複数在庫のあるサイドシェルも!

同じカラーで統一感のある空間にしても良し、全部バラバラのカラーや素材にして
楽しむのも良し、種類が豊富にあるイームズだから出来る楽しみ方だと思いますよ。



















是非、ご来店の際は実際の質感や座り心地を味わってみて下さいね。

それでは、明日も沢山のご来店お待ちしております。

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